犬のご飯
犬を飼う前は犬のご飯はドッグフードが当たり前だと思ってた。
栄養を考えたドッグフードが最善で、昔の犬みたいにご飯にお味噌をかけた犬のご飯は良くないとさえ思っていたのだ。
その考えを根底からくつがえしたのが、りんを、迎えた犬舎のブリーダーさんだった。
りんの犬舎は柴犬専門で、ブリーダーさんは日本犬保存会の会員さん。
柴犬を品評会に出し、賞を取る程の柴犬の専門家。
ブリーダーさんの柴犬への想いは深く、初めての犬舎見学時に熱心に柴犬の飼い方をお話してくれた。
中でも感動的だったのは犬の食事について。
犬舎ではドッグフードは与えず、手作りのフードを与えていた。
フードの内容は、肉と野菜をを煮込んだものにおからを加え、カルシウム補給に卵の殻と煮干をミルで粉状にしたものを加える。
乾燥おからを入れて一晩置いた水分の加減は、ゆるめのシチューくらい。
割りと水っぽい印象だ。
ブリーダーさんいわく、見た目よりも栄養満点!とのこと。
そこに、少量のドッグフード。
これは、万が一の非常時にドッグフードも食べられるようにするため。
なるほど、非常時でも犬がご飯に困らないようにするための配慮なのか。
何故、そこまでして手作りにこだわるのか?
それは、ドッグフードの実態を知っているからだと言っていた。
全てのフードがそうとも限らないし、良い商品もあるとは思うけれど、どんな材料を使い、どのように、どんな衛生状態で作られるのか。
ブリーダーさんの話しは信じたくないような光景。
また、食品添加物も市販のフードには多い。そうだよね、長期保存が出来るよう、風味が変わらないよう、たくさんの添加物が使われている。
私は主婦として家族の食事には気を使ってきた。
特に40代を過ぎてからは体調管理をする上で食べるものはとても大切。
栄養素の知識や病気、体の事を学び副業でリンパ講師もやっている。
だからこそ、食べ物の大切さも、添加物の怖さも知っているから愛犬にも家族と同じ健康を考えたご飯🍚を食べさせたい。
りんのブリーダーさんが手作りフード🍚派だとは、りんを迎える決定をするまでしらなかった。
食べ物に対する考え方をそのまま引き継ぎ、手作りメインでりんを育てよう。
ペットの管理栄養士さんのサイトで、手作りご飯🍚の犬は充実した一生になるとのお話があった。(個人の価値観だとは思います)
私はそのお話にいたく感動し、うちのりんにも、食べる事の楽しさを知って欲しいと強く思いました。
もちろん、手作りにはドッグフードのような計算された完璧な栄養バランスではない。
でも、人間と同じで1食が完璧でなくても一日を通してバランスを整えても良いと思う。
手作りご飯を作る上で必要な栄養学、バランス、知識を得るのが先決。
ブリーダーさんのレシピの他にバリエーションや食材の栄養を知る為に購入した専門書。
分かりやすくとても参考になる。
内容は人間に通じるものがあり、薬膳の考え中医学と同じ。
免疫を高める食事は薬に頼らずアレルギーを起こしにくい体を作る。
私自身、生活の中に取り入れている考え方。
丈夫で健康、長生きが出来るように手作りご飯メインで育てていきたいと思う。